本好きになってほしいけど
結局、子供が興味を持たないと
読み聞かせをしても見てくれなくて
意味がないですよね
私は、一方的にただ読み進めていくのではなく子供との会話、掛け合いを大事にしています
私が実践している
子供に楽しんで見てもらう読み方のコツと
どんな絵本を買えば良いか分からないという方に絵本選びのポイントを解説しています
そして
子供それぞれの好みはあるので
絶対これ!とは言い切れませんが
我が家でヒットした
面白い絵本12選をご紹介します
お子さんの本好きになるきっかけに
なれば幸いです
>本嫌いな子供にした3つのこと
- ♦絵本を読むときのポイント
- ♦絵本選びのポイント
- 我が家でヒットした絵本12選
- ①「パンどろぼう」:買ってからしばらく読み続けるほどはまった絵本
- ②「くれよんのくろくんシリーズ」:いつまでも飽きない我が家のロングセラー
- ③「どんぐりむらのおまわりさん」:定期的に読みたくなる絵本
- ④「ぐりとぐら」:思い出したかのように急に読みたくなる絵本
- ⑤「へんしんトンネル」:ゲラゲラ笑いが止まらない。文字への興味が広がる楽しい絵本
- ⑥「14ひきのねずみシリーズ」:季節と行事が楽しく学べる、40年以上愛され続ける絵本
- ⑦「10ぴきのかえるシリーズ」:子供の興味を引きつける魅力が満載の絵本
- ⑧「せんろはつづくまだつづく」:想像力が広がる。電車好きの子は絶対楽しめる絵本
- ⑨「だるまちゃんとてんぐちゃん」:代用品を探す面白さがある絵本
- ⑩「ごめんね、ともだち」:絵は怖いのに子供も感動する絵本
- ⑪「おべんとうなあに」:めくるしかけがあるから楽しく読めて優しい心も学べる絵本
- ⑫「大ピンチずかん」:冷静に対処する力を養える。5歳児でも笑いながら見れる絵本
♦絵本を読むときのポイント
絵本を読むときは
ただなんとなく読むのではなく
我が家で取り入れているポイントが
2つあります
さらに子供が絵本に興味をもつことが期待できますので
よかったら試してみてください
①子供との会話を混ぜながら読む
絵本のキャラクターや出来事について質問を投げかけたり
慣れてきたら、子供の意見や感想を聞いたりもしています
そうすることで
絵本を通じて自分の意見を言えるようにもなります
②それぞれのキャラクターで声を変えて読む
まずはキャラクターになりきって読みます
ぞうさんなら声を太く、ねずみなら可愛い声で読みます
また
男性なのか女性なのか、子供なのかお年寄りなのかでも
それぞれの声質にあわせて読むことで
子供も絵本の内容に入り込みやすく楽しみながら見てくれます
声質を変えて読むと
親自信も楽しくなってきます
そして
なりきって読めば読むほど
読むのが上手になっていきます
すると
聞いている子供もより本の世界に入り込みやすくなります
そんな我が家は
寝る前に1冊の絵本を読むのが
すっかりと習慣となりました
♦絵本選びのポイント
2人の子供に絵本をプレゼントする中で
我が家では
迷ったときに2つのポイントに沿って絵本を選ぶことにしています
①シリーズ本
12冊の絵本をご紹介しましたが
我が家ではシリーズ本が多いです
シリーズ本になっているということは
それだけ人気があり、多くの人に愛されている結果でもあるかと思います
どんな絵本がいいか分からないときは
シリーズ本になっている絵本で
その中でも一番人気のものから読んでみると子供が楽しむことが期待できます
②同じ作家さんの絵本
気に入った絵本が見つかったら
同じ作家さんの他の絵本も探してみると
選択肢が広がりやすいですし
子供もまたその絵本を好きになる可能性も高くなります
我が家でヒットした絵本12選
今回、ご紹介する絵本は
どれも親子の会話がしやすいものばかりとなっています
①「パンどろぼう」:買ってからしばらく読み続けるほどはまった絵本
いろいろなグッズになるほど大人気で
可愛らしいキャラクターのパンどろぼう
しかし
ただ可愛い、面白いだけではなく
この本にはきちんとオチがあり教育的な要素も盛り込まれています
悪いことをしたら素直に認めて謝る大切さや
過ちで終わるのではなくそこから努力する大切さを
子供はもちろん
大人も改めて教えてもらえる絵本です
「あっちをむいたら サササッ。」
「こっちをむいたら ピタっ。」という
パンどろぼうが逃げ回る場面では
動作をマネしながらパンどろぼうを探すのが楽しいらしく
子供がきゃっきゃっ笑って見ています
絵本の楽しさを味わえる「パンどろぼう」
②「くれよんのくろくんシリーズ」:いつまでも飽きない我が家のロングセラー
我が家にはシリーズ本が4冊もあるほど子供が気に入っています
その中でも第一作目は特に大好きで
仲間を思う気持ちや
友達との関わり方を教えてくれる本です
そして
黒色が持つ素敵な使い方を教えてくれます
通常、黒は目や髪の毛、線を書く色として使われがちですが
柔軟な発想を持つことの大切さ
誰一人必要のない人はいないことを
大人も改めて教えらえる感動の1冊です
クレヨンたちが描く絵が子供もうわぁーっと驚く展開が待っている「くれよんのくろくん」
③「どんぐりむらのおまわりさん」:定期的に読みたくなる絵本
どんぐりむらシリーズの第三弾として登場した作品
小さなどんぐりの子どもが
「おまわりさんになりたい」という将来の夢に向かって努力する姿や
けなげに様々なことに取り組む姿は
挑戦・頑張ることの大切さを教えてくれます
我が家では
寝る前に読み聞かせをしますが
この絵本は文章がやや多いため
「時間がある時に読もうね!と言っています
「今日は時間があるから何でもいいよ」
と言うと
だいたいくれよんのくろくん(どんぐりむらと同じ作者で文章が長め)かどんぐりむらシリーズを持ってきます
細かく描かれている村の様子の絵は子供との掛け合いができて楽しい「どんぐりむらのおまわりさん」
④「ぐりとぐら」:思い出したかのように急に読みたくなる絵本
第一作目が登場してから50年以上が経過し
親世代の方も一度は目にしたことがある定番絵本です
遠足をテーマにしているため
園での遠足前や
家族でピクニックに行く前に読むと
子供たちはワクワク感に包まれ
さらに楽しみが広がります
特にメッセージ性が
あるわけではありませんが
シンプルな絵柄とところどころにあるリズム感な文体、そして優しくほのぼのするストーリーです
⑤「へんしんトンネル」:ゲラゲラ笑いが止まらない。文字への興味が広がる楽しい絵本
単純で分かりやすく
大人からすると
くだらないように思えることでも
子供にとっては面白くて大ウケしますよね
まさしくこの絵本がそうで
ストーリー性はありませんが…(;^ω^)
ことばを繰り返し読むとだんだんことばが逆に変身していく仕掛けが楽しいシリーズ本です
途中からは読むというよりも
「何に変身するのか?」といったクイズになるほど子供の喰いつきはものすごいです
読み終わった後も他に変身することばはないかを探しています
その探求心が文字への興味に繋がっていると思います
シリーズ本がたくさん出ていますが
1作目の「へんしんトンネル」は分かりやすくて読みやすいと思います
我が家では
あたりも好きです
▼どのシリーズも子供ウケするほど楽しい:ことば・文字に興味をもつきっかけにもなる「へんしんトンネル」]⑥「14ひきのねずみシリーズ」:季節と行事が楽しく学べる、40年以上愛され続ける絵本
第一作目が発売されてから
40年以上が経ち
小さい頃に読んだことがあるというパパやママも多いはずです
14匹のねずみと自然のイラストは
色使いが繊細でありながらも鮮やかで
印象に残るほどの絵の美しさも魅力の一つです
文章は少ないですが
イラストはとても細かくてリアルなので
文面には出てこない季節の昆虫や生き物、草花などを探すのも楽しいです
そして
この本の醍醐味は
これは誰かな?と表紙とにらめっこをしながら家族の名前当てゲームをすること
子供はこれをするのが本当に好きで
必死に探しています
洋服の色・形やからだの大きさ、顔立ちなどを見比べて探しているようで観察力が養えます
「さっちゃんがもってきたおやつはなに?」といったように
質問を投げかける文面もあり
「さっちゃんはどこかな?もってきたおやつはどこにあるかな?」と
探す掛け合いが自然とできます
さらに
本のタイトルが
「おつきみ」や「もちつき」など
行事をテーマにしているものもありますが
実はどれも季節感を感じられる内容となっています
季節の虫や草花が出てくるだけではなく
「ひっこし」は秋を描いていて
冬に向けて食べ物をたくさん準備する動物の様子も知ることができます
「14ひきのあさごはん」・ 「14ひきのひっこし」は不動の人気があります ▼絵の美しさと季節や行事を学べるということで全シリーズを揃えるファンが多く
子供から大人まで幅広い年齢層に愛されている絵本です
毎月1冊ずつ渡せば1年間、楽しむことができます(^^♪
⑦「10ぴきのかえるシリーズ」:子供の興味を引きつける魅力が満載の絵本
こちらも初回作から40年以上が経ってもなお
世代を超えて愛され続ける定番絵本です
かえるの顔が可愛いので
見ているだけで癒されます
そして
子供の興味を引き付けるポイントがいくつかあるのでご紹介します
①数をかぞえる
10ぴきのかえるがいるかな?と
一緒に数をかぞえるところから
まずは子供の興味をひきます
14ひきシリーズもそうですが
同じ生き物がたくさん登場する絵本って
子供は好きな傾向があるように思います
②見やすい色彩
絵のタッチは暗くもなくどきつい感もなく
ちょうどよい色合いで見やすいのも
子供が絵本に入っていきやすい要因の一つかもしれません
③会話が多い
かえるたちの会話が結構多いので
親は声を変えるのに大忙しですが(笑)
子供は笑いながら楽しく見てくれます
④リズム感ある言葉
「けろけろけろ」や「ぴょんぴょん」と
といったリズム感ある言葉が
ところどころ出てくるので
楽しそうに読むと子供は喜びます
絵本の内容は
みんなで協力して困難に立ち向かっていくものばかりでしっかりとした教育的な要素も取り入れられているのがすごいです!
⑧「せんろはつづくまだつづく」:想像力が広がる。電車好きの子は絶対楽しめる絵本
子供たちが列車に乗って進んでいくので
自分が運転手さんになった気分を味わえる絵本です
そして
問題が立ちはだかったときに
それをどうにかして解決し前に進んでいこうというメッセージが込められています
発想の転換で乗り越えていくのですが
大人もなるほどー!と思える展開で読んでいて楽しいです
「どうしよう、どうしよう、こんなときどうする?」と投げかる文章があり
子供は一生懸命考えていました
何回も読むうちに解決策を覚え
「どうしよう?」と言うと
読む前に先に教えてくれるようになります
子供が絵本に向き合う意欲を
引き出してくれるのも
この絵本の良いところだと思います
そして
いたるところに描かれた動物や虫たちを探す楽しみもあります
▼ストーリー内容を暗記してしまうほどシンプルで分かりやすい:「せんろはつづくまだつづく」景色に隠れた生き物たちを探すのも一緒に楽しめます⑨「だるまちゃんとてんぐちゃん」:代用品を探す面白さがある絵本
初版発行が1967年と60年近くも前の絵本になります
日本むかしばなしの雰囲気を感じさせる登場人物と絵のタッチですが
2頭身の2人のやりとりが可愛らしくてほっこりする絵本です
しかし
ただ可愛くて楽しいだけではなく
しっかりと考えさせる要素もあります
子供が「お友達が持っているモノと同じものが欲しい!」と言ったら「うちにはない!」と簡単に否定しまいがちですが
子供に寄り添って親子で探す姿は親自身もマネしたいと思わされます(;^ω^)
新たに買うのではなく
発想の転換で似たようなものを見つけ出すアイディアの素晴らしさ教えてくれます
モノが溢れた現代ではすぐ買ってしまいがちですが代用品を探す面白さがあります
それから
絵本に登場する様々な代用品は
新鮮で見慣れないモノがたくさん出てきます
40種類ものぼうしのイラストがあり
「これは●●がかぶる帽子かな?」と親子で会話しながら楽しむことができます
そして
絵本を何度も読むことで、子供が内容を覚え
読む前に代用品の答えを言えるようになる面白さもあります(笑)
⑩「ごめんね、ともだち」:絵は怖いのに子供も感動する絵本
自分の思い通りにいかなくて
本当は思ってもいないのについ相手に嫌なことを言ってケンカしてしまうことは
子供の世界ではよくあることだと思います
「ごめんね」と言いたい気持ちはあるのに
なかなか言えなくて遠回りしてばかりでしたが
ちょっとしたことがきっかけ!?というか勘違いで「ごめんね」が言えた2人
オオカミもキツネも表情が怖くて
子供が好きそうな絵のタッチではないのに
なぜか毎日読んでと頼まれました
きっと年少の頃と比べて
お友達との関わりがぐっと増えた年中の息子にとって
おもちゃの取り合いや
遊び方の意見の違いなど
日々園で起きている自分の経験と
重ね合わせていたように見えます
「おれたち、ともだち!」シリーズの中の1冊だったようで
その中でもこの絵本は
私のほうが気に入り他も読んでみたくなるほど大人も感動する絵本です
「ごめんね」が言えないことは大人になってもよくありがちで
仲直りができないジレンマをどう乗り切るかを思い出させてくれるはずです
⑪「おべんとうなあに」:めくるしかけがあるから楽しく読めて優しい心も学べる絵本
子供が幼稚園から借りてきた
絵本だったのですが
色鮮やかでとても可愛らしい
絵のタッチからして
まさに幼児にぴったりの絵本だと思います
子供の興味をひく最大のポイントとして
お弁当箱の蓋をめくって中身を覗ける工夫がされています
我が家の子供も
それが楽しくて気に入ったようで
視覚的な刺激を通じて新しい発見や驚きをもたらしてくれます
また
みんなそれぞれお弁当の中身に個性があり
何が入っているかを親子で話す楽しみもあります
そして
可愛らしくて楽しいだけではなく
思いやりや助け合いの大切さも学ぶことができます!
物語ではぞうくんのお弁当箱が見つからなくなってしまい
まわりのお友達がとった行動は心が温かくなります
また
食に対して悩みがあった人で改善された!
という口コミが目にとまったので参考に載せておきます
▼子供が好きなめくれるしかけになっている:思いやりの心や食に興味をもってほしいと思う方におすすめの「おべんとうなあに? 」これを読んで!?弁当を残さずに食べます。
引用:楽天ブックスより
幼稚園入園直後は給食・弁当を残すことが多かったので、購入して読んであげました。本が気に入ったようで、本の中の弁当のおかずを手で掴むふりをして「あ~美味しいねぇ」と言います。そのおかげか最近は殆ど残すことが無いようで、「今日ももりもり食べたよ~」と元気よく教えてくれます。
⑫「大ピンチずかん」:冷静に対処する力を養える。5歳児でも笑いながら見れる絵本
小学3年生の長男に購入したのですが
年中の次男もまさかの大ハマリ!
読み聞かせには長いので
何日かに分けて読んでいます
まずメインの大ピンチがあり
それに関連する大ピンチが
3つ書かれていたり
大ピンチレベルを数字で表現したりしていて
大ピンチの共感度が
さらに高まる構成となっています
本のタイトル通り図鑑に近い構成で
最初は読み聞かせに向いているのかな、と思ってしまいましたが
子供との掛け合いがたくさんできて
図鑑のような構成ながらも
物語が広がり、子供との会話が盛り上がります
その結果
この絵本は面白い内容なので
子供が「本って楽しい!」と思えるきっかけになるはずです
読んでいて私自身も子供の頃に確かにあった!と思わず言ってしまうほど共感ができます
「あー、あるある、あるよねー!」と子供に投げかけながら読むこともあり子供は笑って喰いついて見ています
そして
私が家事をしていて「あーーー!」と叫ぶと
「大ピンチレベル◯!」と勝手に大ピンチの出来事にされたり(笑)
子供が「大ピンチずかんにのってたよ、◯◯するといいんだよ」とアドバイスしてくるようになりました
さらに
「大ピンチずかん2」も欲しい!とせがまれ買った直後には一気に兄弟で読んでいました