子育て

チャイルドシートの安い高いの違いは何?安全性に影響はあるの?

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チャイルドシートの価格って1万円前後から8万円ぐらいととても幅広いですが…

この価格の差って何だろう?って気になりますよね

ましてや車で使うものだから、安全性に違いはないのかも心配です

我が家は、3万円台と1万円以下の安いチャイルドシートを買って8年目

キャンプにスノーボードなど
長距離ドライブが多い我が家ですが、問題なく快適に使えています

チャイルドシートの高い・安いの違いは何なのか、安くても大丈夫なのか、選ぶポイントなどをご紹介します

チャイルドシートの安い・高いの違いは何?


価格差の違いは大きく5つあります

A)対象年齢
B)固定方法(シートベルトorISOFIX)
C)回転の有無
D)追加機能・特徴
E)新旧安全基準の違い

A)使用できる対象年齢


「チャイルドシート」をひとくくりで言うことが多いのですが

使用年齢ごとに分けて言うと大きく3つの種類があります

種類使用年齢・体重・身長
ベビーシート
(乳児用)
新生児~1歳頃
体重:13kg以下
身長:70~75cm以下
チャイルドシート
(幼児用)
1~4歳頃
体重:9~19kg
身長:70~105cm以下
ジュニアシート
(学童用)
3~12歳頃
体重:15~36kg
身長:100~150cm以下
※体重・身長使用年齢・体重・身長はメーカーによって多少誤差があります


各メーカーでは、この3つの種類を組み合わせて販売されていることが多いです

そうするとさらに6つのタイプに分かれます

  1. ベビーシート(新生児~1歳頃)
    相場:2~7万円 商品数少ない
  2. ベビーシート&チャイルドシート(新生児~4歳頃)
    相場:2~8万円 商品数多い
  3. チャイルドシート(1~4歳頃)
    相場:1~2万円 商品数ほとんどない
  4. チャイルドシート&ジュニアシート(1~11・12歳頃)
    相場:1~5万円 商品数多い
  5. ジュニアシート(3・4~12歳頃)
    相場:1~3万円 商品数多い
  6. ベビーシート&チャイルドシート&ジュニアシート(新生児~12歳頃)
    相場:2~3万円 商品数ほとんどない

    ※①③⑤は専用タイプ、②④⑥は兼用タイプといわれている
    ※相場は、大まかな平均価格です

チャイルドシートの買い方で多いのが下記の2パターンになります

商品数が多いということもあり兼用タイプの組み合わせで購入するパターンです

<パターン1>
ベビーシート(新生児~1歳頃)+チャイルド&ジュニアシート(1~11・12歳頃)

<パターン2>
ベビー&チャイルドシート(新生児~4歳頃)+ジュニアシート(3・4~12歳頃)

上記以外にも、車を使う頻度が少なかったり一人っ子の予定などであればベビーシート&チャイルドシート&ジュニアシート(新生児~12歳頃)の選び方もあります

使用年齢が小さいほどチャイルドシートの造りが複雑だったりクッション性があったりするので価格が高くなる傾向です

ちなみに2人の子どもがいる我が家は、<パターン1>にしました

節約にもなったし、ベビーシートはバウンサーやチェア機能付きで1台5役を兼ねているため、おでかけ場所を選ばずいろいろ行くことができたのでとても良かったです

 もっと詳しく知りたい 
・我が家が選んだ<パターン1>の体験レビュー
①トラベルシステム対応のベビーシートはいらない?我が家で感じたメリット・デメリット

②ライフスタイル別でみつける!自分にあうチャイルドシートの失敗しない選び方

B)固定方法はシートベルト式かISOFIX式か


チャイルドシートを固定する方法は2種類あります

  1. 車のシートベルトを使う
  2. ISOFIXという器具を使う


シートベルト式のほうが約2万円近くは安く買えます

ISOFIX式にすると専用器具が必要になるためその分高くなります

が、

簡単に取り付けができて楽なうえに取り付けミスが起こりにくいというメリットがあります

シートベルト式のメリットは、安くてほとんどの車種に取り付け可能ですが

取付方法が複雑で誤った着用になりやすく死亡事故に至るケースが多いというデメリットがあります

シートベルト式でもきちんと取り付けすればもちろん安全なので安さを取るならシートベルト式でも問題はないです

我が家のように新生児から使えてキャリーやバウンサーにもなるベビーシートを選ぶ場合は

断然、ISOFIXがあったほうが便利です

キャリーとして家やお店に移動するときに「カチッ!」とワンタッチで付け外しができたのは本当に楽でした

シートベルト式固定のベビーシートだと、手間がかかる分面倒になり、キャリー機能を使うのが嫌になってしまうと思います

 もっと詳しく知りたい 
③ISOFIXとシートベルト式固定、安全性があっておすすめはどっち?メリット・デメリットで比較

C)回転式か固定式か


回転式機能が付くと固定式より約2万円以上高くなります

回転式の最大のメリットは子どもの乗せ降ろしが楽(というかこのために回転機能を作っただけだと思います…)

回転式ではないからといってものすごく大変かと言ったら

なくてもそこまで不便ではなかったという人も結構います

また、我が家はキャリー型で、赤ちゃんをベビーシートに乗せたまま乗せ降ろしができたので

固定式でも不便ではありませんでした

 もっと詳しく知りたい 
④チャイルドシートは回転式と固定式どっちがいい?メリット・デメリットとは?実際の口コミを検証

⑤トラベルシステム対応のベビーシートはいらない?我が家で感じたメリット・デメリット

D)細かな機能や品質


下記のような要素があるとだんだんと高くなっていきます

◯高級感がある素材
◯通気性が良い
◯クッション性の良さ(赤ちゃんを包み込む厚みがある)
◯リクライニングの調整幅が多い
◯大きめのサンシェードがついている

E)新旧安全基準の違い


最新の安全基準の正式名称はUN(ECE)R129でその前はUN(ECE)R44となります

旧基準のR44のほうが1万円以上安くなるイメージです

R44の製造は2023年8月31日をもって終了していますが、販売や消費者が購入して使うことは問題ありません

2023年9月1日以降、生産できるチャイルドシートの安全基準はR129のみ

R129ではより強化した安全基準に更新されていますが

R44だからといって安全ではないわけではありません

我が家はR129が販売される前だったのでR44の製品ですが、安全じゃないと思ったことはないですし問題なく今も使っています

チャイルドシートは安くても大丈夫?


結論から言うと、安くても安全性には問題ありません

ただし、選ぶポイントがあります

大事なのは国土交通省が定めたチャイルドシートに関する安全基準を満たしている製品であるかどうかです

安全なチャイルドシートの選び方


国土交通省が定めた安全基準を満たしている製品の正式名称はUN(ECE)R44またはUN(ECE) R129です

従来の安全基準「R44」から、さらなる安全性の向上を図った最新の安全基準が「R129」になります

R129R44
2023年9月1日以降はR129のみ生産できる2023年8月31日をもって生産終了
※引き続きR44の販売や消費者が購入して使うことは問題ありません

↓↓↓

これらの製品には必ず「Eマーク」がつきます
(参考) 消費者庁


アカチャンホンポや西松屋などで売られている製品は大丈夫ですが

「Eマーク」がついていないチャイルドシート(未認証チャイルドシート)の危険性について注意を呼び掛けています

(参考) お子さまの安全を脅かす未認証チャイルドシートにご注意! 国土交通省

正しい知識で自分にあったチャイルドシートを選ぼう


チャイルドシートの価格の差は、安全性に違いはないということが分かりました

チャイルドシートの価格の違いは

・どの年齢で使えるのか(乳児用、幼児用、児童用)
・どんな機能が付いているか(ISOFIX、回転、リクライニング、サンシェード)
・どんな素材を使っているか(クッション性、素材の質)

つまり、高いほど嬉しい機能がプラスされた価格であり

使い勝手の部分の違いになります

機能が充実していないからといって不便かといったら人それぞれだと思います

安いチャイルドシートはシンプルな作りで軽いですし

取り付けられる車種も多いので、高いものより使いやすくて便利だったりもします

我が家は

なるべく費用を抑えたいけど、お出かけが多いので取り外しが簡単で使い勝手がいいシンプルなものを!回転式は幅も取るし重たそうだからなくていいや!

ということで

3万円台のベビーシートを1歳まで使い、そのあとは1歳から12歳まで使える1万円以下のチャイルドシートを選びました

「これだけは絶対に外せない!」条件を見つけて探すと迷わないです

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